味わい |
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香り |
ワイン名 | Maurice Grumier Réserve Perpétuelle |
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生産地 | France > Champagne > Vallée de la Marne |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ), Pinot Noir (ピノ・ノワール), Pinot Meunier (ピノ・ムニエ) |
スタイル | Sparkling Wine(White) |
2024/07/13
価格:10,000円 ~ 29,999円(ボトル / レストラン)
NV モーリス・グルミエ レゼルヴ・ペルペトゥエル エクストラ・ブリュット ヴァントゥイユ ヴァレ・ド・ラ・マルヌ シャンパーニュ/フランス 木曜日のワイン。 つれあいの誕生日を家族4人でお祝いしました。 各自の勤務先からの距離など、諸々の事情から銀座SIXの中にある眺めの良いレストランを予約しました。 乾杯の泡は、初めていただくRMシャンパーニュのエクストラ・ブリュット。 シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエを等分にブレンドしているそうです。 リストのいちばん上の方に記載されていて、気になっていたのですが、こちらはオーストラリア料理のお店でしたので、ワインもオーストラリアに…と思ってあれこれ相談した結果、ソムリエさんの強いオススメがあり、こちらのシャンパーニュに落ち着きました。 まったく知らないつくり手でしたが、これは素晴らしいシャンパーニュでした♡ 外観は、明るくクリアなライトゴールド。きめ細かい泡立ちには、強い勢いと持続性があります。 香りは、非常に鋭角的な柑橘…レモンビールのツイストのような刺激が鼻を襲います! 次いで、青りんごやドライアプリコット、淡いピンクの花のイメージ、ハチミツ、チョーク、ローストアーモンド、ブリオッシュなど、複雑で多様な香りの要素が、グラスから溢れるように出てきます! この香りの強度だけでも、かなり驚かされましたが、口に含むとさらにビックリすることに。 先ず、とても塩味が強く、複雑で高度の高いミネラルに、思わず目を見張ります! 「目を見張る」という表現を使いましたが、これは言葉のあやではなく、ホストテイスティングの際、本当に数秒間、しっかりとグラスを凝視してしまいました(笑) 実にシャンパーニュらしい、しかも、プレステージクラスのそれのような美しいミネラルのニュアンスだと思います。 そして、しなやかで緻密な酒質は、シャンパーニュというよりは、ブルゴーニュの白ワインのようで、舌や口蓋をグイグイ押し込んでくるような集中度と圧を感じます。 香り通りの果実味も、非常に純度が高く洗練されたもので、グラスを口に運ぶ動きが止まりません(苦笑) ソムリエさんの事前の説明では、とても酸が強い味わいということでしたが、他の味覚要素の強度も高く、バランスは取れていて酸味が突出するということはありません。 いやあ、ちょっとビックリするような美味しさです。価格やリストの順番から察するにスタンダード、もしくはそのひとつ上のクラスだと思われますので、この生産者の素晴らしい実力が推し量れるというもの。 後で確認してみたところ、自社畑の総画積は、わずか8.5ヘクタール(リシュブールの総面積相当)の、小規模な家族経営のレコルタン・マニピュランだそうです。 スタンダードのキュヴェは「オー・マ・ヴァレ」で、こちらのレゼルヴ・ペルペトゥエルは、ひとつ上のクラスであることがわかりました。 バックラベルによれば、60%が2019年産のベースワインで、残りの40%はソレラシステムによるリザーヴワインだそうですが、ティラージュやデゴルジュマンの日付などは、インポーターさんのシールによって目隠しされていて、まったくわかりません…(>_<) 別のインポーターさんの資料には、そのキュヴェの生産量やドザージュの数値等も含めて、すべての情報が記載されている旨書かれていました。 こちらのインポーターさんだけではありませんが、どうしてわざわざ貴重な情報を不粋なシールで隠してしまうのか? 何とも残念で、私には理解できません(*_*) それはそれとして、この素晴らしいシャンパーニュは、特別な日に相応しい嬉しい発見でした。乾杯のワインがこちらで、本当に良かったと思います✨