Mas Coutelou Syrah Pays d'Oc
マス・クトゥルー シラー

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Mas Coutelou Syrah Pays d'Oc(マス・クトゥルー シラー)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り

    基本情報

    ワイン名Mas Coutelou Syrah Pays d'Oc
    生産地France > Languedoc-Roussillon > Pays d'Oc
    生産者
    品種Syrah (シラー)
    スタイルRed Wine

    口コミ1

    • 3.0

      2024/07/31

      (1998)

      試飲会後の週末。 『そろそろあれを片付けないとな』とワインはこちらに マス・クトゥル ヴァン・ド・ペイ・ドック・シラー1998 先日のシルヴァン・パタイユの2002アリゴテのセットでついてきたもの。 今はなくなったヴァン・ド・ペイ格付け。 シラーなのでそこそこ熟成には耐えるだろうけど、ヴァン・ド・ペイクラスの貧弱なコルクでは25年超の熟成には耐えないだろうとなかなか開ける気にならないですが、いずれ開けないといけませんし、期待していないワインを寝かせておくセラーの余裕もないので、という消極的なセレクト。 ですが、このマス・クトゥルは1987年から有機栽培に取り組んできた、謂わば自然派の先駆者の1人で安かろう悪かろうのヴァン・ド・ペイとは一線を画しているようです。 これも初紐候補です(笑) →認定されました。 【紐付け一番乗り】127件目です(^_^)v キャップシールを外してコルクを確認しますが、特に問題はなさそう。 ソムリエナイフで抜栓にかかります。 が、スクリューを刺すコルクの中央部は脆くなっているのに、ボトルと接触している外周部分は固くボトルにこびりついているという、最悪の状態(>_<) 穴を掘るばかりでコルクが上がってきません。 バトラーズフレンドかデュランドがあれば何とかなったかと思いますが、自宅にはないのでどうしようもありません。 オールドヴィンテージポートのようにボトルネックを熱して割るしかない感じですが、そもそもバーナーもないですし(笑) 諦めてボトルの中にコルク片を落として、濾してグラスに注ぎます。 漉し器で濾せるレベルではないので、レギュラーコーヒーのようにペーパードリップ。 ワイングラスにペーパードリップするのもなかなかシュールな光景です(笑) 悪戦苦闘してようやくいただきます。 色合いは健全で褪色の気配もなく、黒みがかったガーネット。 香りにもネガティブな要素はないですが、シラーらしいスパイシーさが少ないのは熟成によるものか、自然派の造りによるものか。 味わいは流石に25年超の熟成でまろやかになり、品種の個性が薄れてピノ化しつつあるような印象でした。 これならaiaisarusaru様に差し上げたら喜ばれたかもなと思いつついただきました。 【インポーター情報】 マス・クトゥルでは、 数十ヘクタールもの様々なテロワールを有する畑を所有しています。 1987年から有機栽培に取り組んでおり、 マス クトゥルーの畑の全てにおいて、30年近くにわたり、 化学肥料や除草剤、殺虫剤など合成化学薬品の類いは一切使われていません。 基本的に樹の手入れについては人的介入を制限しており、 必要な場合は植物由来の堆肥や調合剤、その他天然由来のものを用います。 畑を取り巻く環境の影響により状態の悪くなった樹を抜き、代わりにオリーブの木を植えたり、 近隣の生産者が栽培する畑からの影響を受けないよう一帯をモザイク状にしたり、 生物学的多様性を守りながら、植物や動物が共生できるよう務めています。 醸造においては唯一のレシピは存在しないと考えており、 収穫したブドウに応じて様々な手法を使い分けています。 同じ環境で育った兄弟や姉妹であっても、それぞれ皆が異なる性格に育つもの。 それはワインも同じで、 マス・クートゥルでは、様々なキュヴェが毎年生み出されます。 そのスタイルや個性によってワイン名をつけています。

      マス・クトゥルー シラー(1998)