味わい |
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香り |
ワイン名 | L'Arche Perlée Brut Blanc de Blancs |
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生産地 | France |
生産者 | |
品種 | Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン), Sémillon (セミヨン) |
スタイル | Sparkling Wine(White) |
2024/07/21
家飲み。
2024/02/24
甘みも強めだけど独特のナチュールっぽさもある泡。
2023/11/23
「飲みたくなりませんか?クレマン・ド・ソーテルヌ!?」(ショップのメルマガ) 祝日前夜のお楽しみはまた珍品枠。 iri2618 STOP WARS 様のポストで拝見して気になっていたところ、ネットショップからのメルマガにあったのでポチり。 シャトー・ダルシュ ラルシュ・ペルレ・ブリュット ブラン・ド・ブラン(NV) ソーテルヌ2級格付けのシャトー・ダルシュが作る泡、というだけでも興味深いのですが、デゴルジュマンの際、ドザージュに使うのが「門出のリキュール」ではなくソーテルヌ(シャトー・ダルシュ)という事で、これは是非とも飲んでみなくては(^q^) セミヨン50%、ソーヴィニョン・ブラン50%というボルドーブレンドですが、そういう背景を知るとまさにソーテルヌブレンド。 クレマン・ド・ボルドーとして申請したものの、ドザージュにソーテルヌという前例がなくINAOは保留。 現在ではクレマン・ド・ボルドーを名乗れるようですが、異例なワインの特徴を称えて敢えてクレマンを名乗ってない、との事。 こういうワインはなかなか本題に入れませんので、そろそろコメントを(笑) ベラヴィスタのフランチャコルタのような底へ向かって末広がりのボトル。 泡立ちは豊かに持続します。 明るく淡いのゴールド色合い。 白い花、アプリコット等の黄色の果実の香り。 ほんのりと貴腐のニュアンス。(を感じる気がするのは思い込みかも(笑)) 口に含むと「冷蔵庫できっちり冷やしたのに温い?Σ( ゚Д゚)」 いや、確かに冷えてはいるのですが、トロピカルな果実がそう錯覚させてしまうように思います。 iri2618 様のコメントをそのままお借りすると 「トロピカルな熱情と、清涼感のある落ち着きが入り混じる、冷たくゴージャス、爽やかで耽美的な香りの輪郭。」 が香りだけでなく、味わいにも感じ取れるようなちょっと不思議と言うか、独特な香味。 ボリュームがあるのにすっきりしているようにも思われ、ブリュットの割りには甘いような、でも塩気も感じる。 酸味はあまりない香味なのに「酸は暗示的ですが、味わいのそこかしこに遍在」(iri2618様のコメント)している。 自分の好みかと言うと微妙ですが、唯一無二のユニークなワインである事は確かです。 半分残して明日のお楽しみに。 【11/23 2日目】 初日には感じなかったシトラスがほんのりと香味にのって来たように思います。 その他は概ね初日と変わらない印象です。 (リアルタイム投稿中(笑)) 【ショップ情報】 飲みたくなりませんか?クレマン・ド・ソーテルヌ!? 黄金色と偉大なフィネスあるシャンパーニュにも負けない1本! 砂利・粘土石灰質土壌で採れるセミヨンとソーヴィニヨン・ブランを 温度管理されたタンクで発酵後ソーテルヌの熟成に使った古樽で熟成。 糖分と酵母を添加し、9ヶ月の瓶内二次発酵・シュール・リー熟成。デゴルジュマンをし、 目減りした分に自社のソーテルヌ・グラン・クリュ・クラッセをドザージュ代わりに足してリリース。 そのことにより、今までに経験のない貴腐の香りと風味を感じて頂けます! ソーテルヌを足したからと言って決して甘くはなく、未経験の香りに驚いて下さい。 本来はクレマン・ド・ボルドーとして申請しましたが、ドサージュにソーテルヌという前例もなくINAOは保留。 現在ではクレマン・ド・ボルドーを名乗れますが、異例なワインの特徴を称えて敢えてクレマンを名乗っていません。 少し温めたマーマレードのコンフィ、生クリーム、 溌溂とした酸の残るイチゴなど何層にも重なって現れる豪奢な香り。 ムース状に細やかに広がる泡立ち、口に含んだ瞬間に広がる圧倒的な伝達力と複雑さ! ドサージュのソーテルヌとは甘味添加ではなく、内包する果実の要素を引き出すための魔法のようなもの。 開けたての段階から少し熟成したシャンパーニュすら思わせる圧倒的な重層性。 貴腐の風味だけを残して長く続く余韻にも驚いて頂けます。 黄金色の色調、偉大なフィネスのある泡、繊細な白い花、砂糖漬けの果物、 まさに偉大なソーテルヌを想起せずにはいられない仕上がり! ソーテルヌの生産者にしか造ることの出来ない開放感のある唯一無二のスパークリングワインです。 (ビオ/白泡:セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%(樹齢:45年)) 【その他】 祝日のランチは妹がやって来て母も含めて3人で初訪問の地元市内の割烹食堂。 和洋中何でもありの食堂です。 私はどう見てもポークソテーの生姜焼定食。 美味しいけど、私にはちょっと甘めでした。
2023/10/25
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
NV シャトー・ダルシュ ラルシュ・ペルレ ブリュット ブラン・ド・ブラン ヴァン・ムスー・ド・カリテ メトード・トラディショネル セミヨン-ソーヴィニョン ボルドー/フランス 火曜日のワイン。 セミヨン50%、ソーヴィニョン・ブラン50%のボルドー…ではなく「ソーテルヌ・ブレンド」。 ソーテルヌ・ブレンドと、わざわざ呼ぶのにはワケがあって、このワイン、ソーテルヌ2級格付けのシャトー・ダルシュ(Château d‘Arche)のつくるスパークリング・ワインなのです。 それだけではなく、デゴルジュマンの際、ドザージュに使うのがリキュールではなくシャトー・ダルシュという、ソーテルヌ・ブレンドを名乗るのに相応しいスペックのワイン。 その特殊な製法故か、クレマン・ド・ボルドーではなく「ヴァン・ムスー・ド・カリテ」を名乗ります。 畑もぶどうもシャトー・ダルシュと共通のようですから、ソーテルヌのイメージに近づけることが、何よりのマーケティング戦略なのでしょう。 明るく輝く、淡いブライトゴールドの外観。泡立ちはきめ細かく、勢いと持続性があります。 スパークリングワインの美しい泡立ちを、フランス語では「真珠の首飾り=Collier de perles (コリエ・ド・ペルル)」と、泡の一粒一粒を真珠に見立てて表現するそうですが、グラスの中には、見事な首飾りが煌めいています。 香りは、青リンゴ、花梨のハチミツ漬け、アプリコット、黄桃、マンゴー、レモンピールの砂糖漬けなど、熟れた黄色の果実香が中心です。 白〜黄色い花や、冷たい金属質のミネラルのニュアンス、少しお香的なインセンスの気配もありますね。 トロピカルな熱情と、清涼感のある落ち着きが入り混じる、冷たくゴージャス、爽やかで耽美的な香りの輪郭。 口に含むと、ボリュームがあり、ブリュット規格ですが、意外に甘さを感じる、強く瑞々しい果実感が初手から全開です。 酸は暗示的ですが、味わいのそこかしこに遍在し、果実のヴィヴィッドさに磨きをかけている感じです。 そして、圧の高い苦みと強い旨み、あからさまな塩味…様々な味覚要素がぎゅうぎゅう押し合いへし合いしながら、とてもメリハリが効いているというか、メリメリ食い込んできますね(笑) でも、全体としてはバランスが取れていて、不思議と上品でノーブルな印象。 とても面白い、ユニークな味わいだと思います。 これは確かに、クレマン・ド・ボルドーではなく、ソーテルヌのヴァン・ムスー。もちろん、シャンパーニュとも、まったく異なった個性です。 この個性的な泡をいただいていたら、久しぶりに、大好きなピアニスト、リッチー(リチャード)・バイラークがECMに残した傑作ソロ、『ヒューブリス(Hubris)』(1977年)を聴きたくなりました。 このアルバム、日本発売当初は原題とは異なる『パール』という邦題を与えられていました。 収録曲の「The Pearl」に因んだもので、彼のピアノが紡ぎ出す、極めて粒立った一音一音の音色と、そのつながりが奏でる美しくメランコリックなメロディを表現するのに、実に相応しいタイトルでした。 しかし、今となっては原題の『Hubris』というタイトルこそが、この作品を表す名前として完璧な、唯一絶対のものとすら思えてきます。 「ヒューブリス/Hubris」とは、過剰な自信や自尊心など、人間の傲慢さや不遜を指すギリシア神話由来の言葉だそうです。 本来は神の名であったとの説もあるようですが、このヒューブリスが人間の心に入ると、「ヒャッホイ! オレ様スゲーーーーーッ‼︎」の無双状態になり、神に対する侮辱や無礼につながって、後で厳しく罰せられることになる、とここまでがセットになった言葉なのだとか。 ECM時代のバイラークは、このアルバムと次作のピアノトリオ作品『エルム(Elm)』(1979年)で頂点を迎えます。個人的には、この2作こそがECM全体の最高傑作であり、特に『エルム』は、モダンジャズにおけるピアノトリオ作品の中で最も美しいアルバムだと思います。 しかし、以後のバイラークは、レーベルの総帥であるマンフレート・アイヒャーのプロデュースの方針を受け入れられず関係は決裂。 アイヒャーの怒りを買った彼の作品は、ECMのリストから抹消されてしまうという憂き目に遭い、同レーベルの彼の作品は長らく入手不可能な状態が続きました。 どちらにヒューブリスが取り憑いたのかはわかりませんが(もしかして両方?)、何とも示唆的で予言的なタイトルだと思いませんか? なぜこんなことを長々と書いたのかというと、この「ラルシュ・ペルレ」にも、少なからずヒューブリス的なものを感じているからかもしれません。 考え過ぎだとは思いますが…。
2024/01/21