味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Ipacs Szabó Nászút Helyett |
---|---|
生産地 | Hungary |
生産者 | |
品種 | Cabernet Franc (カベルネ・フラン) |
スタイル | Red Wine |
2019/04/30
(2015)
ハンガリーと言えばトカイのフルミントが有名だけど、個人的にはハンガリーはカベフラ!と思ってます。 色は落ち着きのあるボルドー。色からは若さも熟成も感じない。 香りはパワフルだが上品で優雅。アルコール、木、腐葉土、樹液、カシス、プルーン、ミルクチョコレート。ほんの少しだがブランデー的なニュアンスがあり、ブラインドなら、5年くらいたったニューワールドの、カベソーではない…メルロー辺りと答えそう。 口に含むと、どこかみずみずしくて静謐さすら感じる。 穏やかで、軽くて滑らかな素晴らしい舌触り。 重みはあるのだが、口中で香りが上方向へと昇華していく。「新婚旅行の代りに」という名前にピッタリ。 自然な酸。10年以上の熟成を狙うには弱そうで、やっぱりニューワールド的な部分もあるのかな。ただ、ヨーロッパ的な酸で、フランスみたいに酸に伴う未熟さみたいなのを感じない所が良い。アルコールも14と高めだし、「よく熟したヨーロッパワイン」という解釈で良いのかな。 カベフラの青さは全く感じず、独特のキレは優雅でエレガントな形で構成にアクセントを与えている。 これは素晴らしいワイン。
2019/11/15