味わい |
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香り |
ワイン名 | Dom. d'Eugénie Vosne Romanée Clos d'Eugénie |
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生産地 | France > Bourgogne > Côte de Nuits > Vosne Romanée |
生産者 | |
品種 | Pinot Noir (ピノ・ノワール) |
スタイル | Red Wine |
2025/03/15
(2022)
価格:30,000円 ~(ボトル / ショップ)
外観は淡く曇りがかった深みのあるルビーレッド。ラズベリーやカシス、ストロベリー、ダークチェリーの赤黒系果実にオレンジピール。ナツメグや白檀、アニスの甘露さにバイオレットなフローラル感。樽材やレザー。ハーバルなニュアンスも。抜栓直後から十分な開き具合。多層な構成要素。華やかではあるが決して派手ではなく落ち着きのある気品さが漂う。艶づやとした球体のような口当たり。密度のある果実味のミディアムボディ。若干パウダリーさを感じるシルキーなタンニンに優しい酸。スパイシーな余韻。いつも思うがヴィラージュクラスの域を優に超えた存在感のある素晴らしいキュヴェ。大満足。
2023/12/01
(2014)
価格:30,000円 ~(ボトル / ショップ)
外観は美しく澄んだ輝かしいオレンジルビー。なめし皮、腐葉土、スーボワの熟成香。熟したスグリ、ラズベリーの赤系果実。ドライハーブや樽材の清涼感にほんのりとリコリスやクローヴのアジアンスパイス。ユリや薔薇を思わせるフローラル感。香りのボリュームは大きく艶かしくも落ち着きがあり上品な佇まい。香りに時点で既にノックアウト。ややしっとりとした柔らかな口当たり。集中度の高いフレッシュな果実味のミディアムボディ。緻密で繊細なタンニンに爽やかな酸。余韻にはアイアンやペンシルリードのような鉱物的なミネラル感にほんのりとスパイシーさが入り混じり骨格のある印象をもたらす。以前に経験した同ヴィンテージのヴィラージュクラスと比べるとグッと深みが増し重厚感がある(このキュヴェもヴィラージュクラスだが畑名が付く)。美しく熟成を遂げた村名クラスを優に超える圧倒的存在感、やはりこのドメーヌは素晴らしい。大満足。
2023/09/01
(2011)
価格:30,000円 ~(ボトル / ショップ)
外観は全体的にほんのりとオレンジ味を帯びた透明感のある輝かしいルビー。スーボワや腐葉土、樽材の熟成香。熟したイチジクやブラックチェリー、プラム等の黒系寄りの果実。クミンやナツメグのアジアンスパイス。フレッシュなハーブにラベンダーのようなフローラル感も。それぞれの要素がバランス良く見事に調和。繊細さが際立つ佇まい。継ぎ目の無いシームレスで柔らかな口当たり。みずみずしい果実味に旨味成分が入り混じる複雑な味わい。ボディに溶け込んだタンニンは優しくシルキー。心地良い酸。余韻には同じく旨味成分を伴うミネラル感にほんのりとブラックペッパーや黒炭のようなニュアンスが入り混じる。焦点の定まらないこの複雑性に翻弄される。美しく熟成を遂げた素晴らしく蠱惑的で妖艶な逸品。次の一杯が止まらない。
2023/03/03
(2020)
価格:10,000円 ~ 29,999円(ボトル / ショップ)
外観は清澄度の高い深みのあるダークルビー。カシスやダークチェリーの黒系果実。サンダルウッドやリコリスの甘露さにタイムやセージのハーブ、深紅のバラ。ブラックティーのようなニュアンスも。端正かつ凛とした佇まい。みずみずしく張りのある口当たり。フレッシュな果実味のミディアムボディ。シルキーかつ、ややチョーキーなタンニンに爽やかな酸。余韻には鉱物的なミネラル感とスパイシーな要素が全体を締め上げる。透明感のあるフィネス。ヴォーヌロマネ にしては陰性的、しかしながら香りの立ち上がり、味わいの開き具合は申し分無し、個性的な世界観にどっぷり浸る。素晴らしい。
2022/10/08
(2019)
ヴォーヌロマネ飲み比べ! お目当てのワインは、こちら ( ^ω^ ) この近辺は、これまでにいろいろ開拓してきたのですが、こちらの畑のは頂いたことがなく、グラスで頂けるとのことなので、トコトコお出かけしてきました。 香りはスミレで、スパイスも。コントリジェベレールの村名で時々感じるミネラルっぼさも。ただ、時間が経つと大人しく素っ気ない感じに。 味わいは、甘さがなく軽やか。まだまだ固いです。親しみやすいモンジャールミュニュレとは全く違います。 今の状態ですと料理に合わせると負けてしまいそうなので、今飲むなら単体の方が良いと思います。
2021/02/19
(2018)
価格:10,000円 ~ 29,999円(ボトル / ショップ)
外観は淡く、やや暗めのトーンのルビーレッド。ダークチェリー、カシス、ラズベリー、ブラックベリー等の赤黒系果実。樽材やタイム、ローリエ、ローズマリーのハーブ。キャンディのようにとろりとした甘いニュアンスにピンクのバラやユリを連想させるフローラル感。しっとりと穏やかでかつ、透明感のある佇まい。比較的ハーブやフローラルなニュアンスが支配的。しっとりと粘性のある口当たり。充実した果実味の後にパッと花開くような爽やかさが広がる。最新ヴィンテージながらもタンニンは滑らかで抜群の調和感をもたらす。やや刺激的な酸が全体を締め上げスパイシーな長い余韻へと続く。陰性な表情だが奥深く蠱惑的、この口に含んだ際の何とも複雑で深みのある味わいが筆舌に値する。これまで経験したどのヴォーヌロマネ とも異なり深淵に満ちた逸品。味わいは村名レベルを超えてプルミエクリュ、もしくはそれ以上、美味すぎ。
2021/01/17
(2011)
さて、マノワの会はショートスケールして行いましたので、これがラストの一本でございます。 ドメーヌ・デュージェニーのヴォーヌ・ロマネ クロ・デュージェニーをいただきました。 なんとロブマイヤーのバレリーナIIIでのサーヴでとてもテンションが上がります。 ルビーガーネットの外観。 ディスクからメラメラと湧き上がるスパイスの香り。どこかオリエンタルで宗教チックなほどスパイスは前面に出ている。 その脇をハーブや赤い果実。 酸味はやや穏やかで、とても静謐な味わい。果実の甘味もあり、端整でバランスがとれた一本。 少し機械のような冷ややかさも。 なかなかの一本でございます。 お料理もボリュームがありつつ、どれも美味しく、中でもスッポンと蝦夷鹿は大変美味でございました。 マノワ、またいつの日か。
2021/01/01
(2017)
コルクから梅とミントの香り。グラスに注いですぐに花の香りが立つ。淵が褐色の少し曇った黒めのルビー色。深淵な感じがする。ベリーと花、酸味のある爽やかな香り。嗅いでいる間にも、どんどん開いていく。 酸味、甘味、苦味はどれも突出していなく、辛さも強くない。通過後にオレンジの果実の甘味と旨味が残る。美しい。この間にも、まだ開き続けているかのようだ。幻か夢を見ているみたいに… 高相性だった食べ物: チキンのガランティーヌ、サーロインのトリュフソース(冷)。フォワグラを使った料理。 No.0319
2020/09/16
(2017)
ドメーヌ デュージェニー ヴォーヌ ロマネ クロ デュージェニー 2017 ピュアな甘い液体 果実の旨味がいっぱい、美味しい ラ ターシュの直下の区画だったはず
2020/04/07
(2009)
週末のルージュは、ドメーヌ・デュージニー・ヴォ―ヌ・ロマネ・クロ・デュージニー2009年を頂いてみました。こちらはご存知シャトー・ラ・トゥールト同じフランソワ・ピノー氏のドメーヌで、このクロ・デュージニーはラ・ターシュの直ぐ下で、ビショーのクロ・フランタンの区画から購入した畑で、栽培はビオロジック。この2009年がファースト・ヴィンテージです。 若干リムがオレンジ掛かって来た、落ち着いたルビー色。 黒果実のジュレに少しのオークやミント、バターにアニマルなど熟成の扉を開けた感じのアロマでしょうか。 ラウンドなエントリーで、果実の膜で覆われた様なとても上品なテクスチャー。少しブラッディな酸味と綺麗な果実に溶け込んだタンニン、そして優艷な余韻、とても好きなヴォーヌ・ロマネらしい印象です。 翌日は甘くしっとりとした果実味にアイアン系のタンニン、レザー香る素晴らしい余韻。果実に上澄みの様な甘味も加わり、まるでプルミエ・クリュの様なコクが増して来ました。今後の熟成も楽しみです。
2020/03/10
(2016)
ドメーヌ・デュージェニーは、2006年にルネ・アンジェルを承継する形で誕生しましたが、クロ・デュージェニーはルネ・アンジェルから受け継いだものではなく、2008年末にアルベール・ビショーから譲り受けたモノポールの区画。 DRCのラ・ターシュとプリューレ・ロックのクロ・ゴワイヨットに挟まれた、優れた立地にある村名格の畑です。 熟成を経ると妖艶さが爆発するに違いないポテンシャルを感じますが、若いうちから十分に濃密で優雅な味わいを愉しめます。 ブラックベリーやアメリカンチェリーの凝縮された果実味、スミレ、腐葉土や少し八角のような甘味のあるスパイスの香りも。 圧倒的な存在感とエレガンスを極めたスタイルは、まさにヴォーヌ・ロマネの鑑。感動しました。
2020/03/09
(2016)
2005年5月、フィリップ・アンジェルの逝去により、ヴォーヌ・ロマネの偉大なドメーヌであったドメーヌ・ルネ・アンジェルが、その歴史に終止符を打ちました。 ドメーヌは売りに出され、2006年7月、約19億円とも言われる金額でフランスの大富豪に買い取られます。その大富豪がフランソワ・ピノー氏で、ワイン界においてはシャトー・ラトゥールやクロ・ド・タールのオーナーとしてもよく知られている人物です。つまり、この一連の買収劇は「ボルドーのシャトー・ラトゥールがヴォーヌ・ロマネでワイン造ることになった」という大事件だったわけです。 新しいドメーヌには、ピノー氏の母(だったか祖母だったか)の名前が採用され、ドメーヌ・デュージェニーが誕生しました。 当時は醸造所まで購入できなかったため、2008年ヴィンテージまではニュイ・サン・ジョルジュにあるリュペ・ショーレの本社で醸造を行っていましたが、2008年末にアルベール・ビショーからクロ・フランタン醸造所を譲り受けることできたので、そこに温度調節機能のついた開放型の木製発酵槽や垂直式の圧搾機など最新の醸造設備を備えて、ヴォーヌ・ロマネでの醸造を開始します。 ちなみに、このとき購入した醸造所に隣接する石垣に囲まれた畑こそが、本日の主役「クロ・デュージェニー」です。情報によるとルネ・アンジェルが所有していたヴォーヌ・ロマネのバス・メジエールとの交換により入手したそうです。 さて、この「クロ・デュージェニー」ですが、元々は「クロ・フランタン」と呼ばれていた畑で、DRC社の特級畑「ラ・ターシュ」とプリューレ・ロックが所有するコンティ公の時代からの由緒ある有名な「クロ・ゴワイヨット」に挟まれた優れた立地にある面積僅か0.57haの村名格畑です。 ヴォーヌ・ロマネの集落周辺には合計面積2.80haの「ヴィラージュ」と名付けられたいくつかの区画の集合体があるのですが、その中に存在するデュージェニーの「クロ・デュージェニー」、プリューレ・ロックの「クロ・ゴワイヨット」、リジェ・ベレールの「クロ・デュ・シャトー」といったモノポール畑は、他の村名畑とは一線を画す別格の銘醸畑だとされています。 ・・・というわけで、あまりにも感動したので前置きだけですごい文字数になってしまいました。 感想などは裏アカの方に簡潔にまとめたいと思います。 とにかくこれまで飲んだヴォーヌ・ロマネの中で間違いなく五本の指に入る一本です。最高。
2018/12/05
(2009)
バランスがいいですね。 まだまだ伸びそうです。
2015/11/03
(2012)