味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Clover Hill Tasmanian Cuvée Rosé |
---|---|
生産地 | Australia > Tasmania |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ), Pinot Noir (ピノ・ノワール), Pinot Meunier (ピノ・ムニエ) |
スタイル | Sparkling Wine(Rose) |
2021/04/30
価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)
NV クローヴァー・ヒル タスマニアン・キュヴェ・ロゼ パイパーズ・リヴァー タスマニア/オーストラリア 木曜日のワイン。 雨の休日は、佐倉の歴博(国立歴史民俗博物館)に。 本当は家でひっそりお籠りしていなければならないのでしょうが、火曜日に予約していた鳥獣戯画展が強制キャンセルになってしまったこともあり、少し足を伸ばすことに。 東京が緊急事態宣言下にあるため電車はガラガラ、ちょっと不便な場所(失礼)にあることと、スペースが広大で展示物も膨大なため、「密」とも無縁な状態で、「海の帝国琉球」という特集展示や「アイヌ文化へのまなざし」という写真企画を観てきました。 思いつきで午後から行ったこともあり、古代から始まる常設展示は中世を少し過ぎたあたりで時間切れ(苦笑) やはり、1日フルに使わないと回りきれませんね…かなり疲れました(>_<) 帰り道の乗換駅でお弁当を買い、ちょっと手抜きの晩ごはん。タスマニア産のロゼ泡を合わせてみました。 タスマニアはオーストラリア最南の冷涼な島。NZのセントラル・オタゴやアルゼンチンのパタゴニアと並ぶ世界最南端のワイン産地のひとつですね♪ クローヴァー・ヒルのワインを飲むのは初めてですが、1986年創業のスパークリングワインに特化したワイナリーだそうです。 このロゼのセパージュは、シャルドネ54% 、ピノ・ノワール43%、ピノ・ムニエ3%となっています。 外観は。オレンジがかった、とても淡いラズベリーピンク。泡立ちは持続的で、キメ細かく繊細な印象です。 グラスからは、微かにラズベリー、熟した紅玉、メインはグレープフルーツ的な柑橘の香り。 フレッシュな果実に加えて、ブリオッシュのような香ばしくイースティな風味も印象的です。 口に含むと、ブラン・ド・ブランのような青リンゴの旨み、グレープフルーツの苦み チョーキーなミネラル感、イングランド産のスパークリングワインのようなハイトーンな酸を感じます。 酸の支配する余韻はシャープで長く清潔感があります。 シンプルでピュアな果実感を湛えたワイン。雨の1日を締め括るのにぴったりな爽やかな泡でした。 「雨音はショパンの調べ(古っ…苦笑)」という安直な連想で、珍しくショパン関連のアルバムを合わせてみました。 ポスト・クラシカルの中心地・アイスランドの作曲家、オーラヴル・アルナルズと、ドイツ人ピアニスト、アリス=紗良・オットのコラボレーション・アルバム『ショパン・プロジェクト』(2015年)。 アンビエントとエレクトロニカとクラシックを足して2で割ったぐらいの過剰な要素が溢れた傑作です。 普段、ショパンをほとんど聴かない私ですが、なぜかアリス=紗良・オットの『ワルツ集』(2010年)を愛聴しています。 華麗でも力強くもなく、ドイツ人的なせっかちさとある種の厳格さが軽やかに表現されたオリジナルなショパン。 その独特のタッチと繊細な音色が、このプロジェクトに本当に必要だったのかどうか? 正直なところ良くわかりませんが、アルバム自体はたいへん素晴らしい出来栄え。 効果音的に使われている環境音(遠雷や雨音!)も、ズバリ雨の日向けです。 ショパンへのトリビュートアルバムとして異色の存在ながら、私のようなショパン・アウトサイダーには程よい「ショパン濃度」のアルバム。 やはり、雨の日にはショパンの調べが良く似合います(*_*)
2021/07/31
2019/11/10