味わい |
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香り |
ワイン名 | Alain Voge Saint Péray Ongrie 2017 |
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生産地 | France > Côtes du Rhône > Septentrional > Saint Péray |
生産者 | |
品種 | Marsanne (マルサンヌ), Roussanne (ルーサンヌ) |
スタイル | White Wine |
2021/08/01
(2017)
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
2017 ドメーヌ・アラン・ヴォージュ サン・ペレ・ブラン オングリー コート・デュ・ローヌ/フランス 土曜日のワイン。 「田中屋の木箱ワイン」といえば、わかる人にはわかる、掘出し物の殿堂ですが、本日のワインは殿堂入りならぬ、殿堂からの蔵出しです(笑) アラン・ヴォージュのワインを見ること自体、なかなか稀なことですが、サン・ペレの白ワイン、しかも単一畑?のワイン。 いやあコーフンしました! サワラの焼き霜造りにサーモンの刺身、鱧の湯引き、アジの南蛮漬け、ニンジンの糠漬け、鶏レバーの時雨煮、素麺というサッパリメニューの晩ごはんに合わせてみました。 全長50mmの良質なコルクを抜きワインをグラスに注ぎます。 外観は、クリアで明るい、やや淡い色調の黄金色。透明感があって素晴らしい見た目です。 冷蔵庫キンキン温度から始めましたが、最初は白い花の香り、温度が上がるにつれ果実感が増し、柑橘や黄色い果実、トロピカルフルーツへと変化していきます。 バターや蜂蜜、木質系のお香のニュアンス、そしてライムのような爽やかな柑橘香が戻ってきました∑(゚Д゚) 口に含むと、基本的にはドライですが、クリーミーで柔らかな口当たり、旨みの塊のようなまろやかなコク…凝縮感が凄いですね! フレッシュな果実味、緊張感のあるミネラル感、意外なスパイシーさもあり、とても複雑な味わいです。 このワイン、マルサンヌ95%、ルーサンヌ5%という品種構成なんですが、まったく同じセパージュだったギガルのリュー・ディ・サン・ジョセフ・ブランを思い出しました。 あちらは、本当に偉大なワインでしたが、スケールの違いこそあれ、このサン・ペレ オングリーも、同じ系譜に属するワインだと思います。 温度に関しては、好みもあるとは思いますが、この真夏であっても室温に近いあたりが圧倒的に秀逸です。 どうしてもアルコール感が強く出てしまうので、苦手な方には敢えてオススメしませんが、高い温度帯に入ってからは、本当に異次元の味わい。 余韻は少しアッサリしていますが、最初のひと口から最後の喉ごしまで、非の打ち所がない充実した飲みごたえ。 いやあ素晴らしい白ワインでした。
2024/03/21
(2017)